ロングバケーション

毎日毎日

 

朝起きて

洗濯して

ご飯食べて

お風呂入って

夜寝る

 

たまに買い物に行く。

それくらいしかしていない。

 

 

昨日は一日中涙が出ていた。

 

 

職場の人から手紙が来て、それを読んだら涙が止まらなくなった。

 

 

職場の人達で連絡先を知っている人はいなかった。

みんないい人で揉め事もなく、まあまあみんな仲良くやっていた。

 

 

封筒の宛先の文字が社長の奥さんの文字だったので、宛先を奥さんに頼んで書いてもらって出してくれたんだと思う。

 

 

 

そこには

3月に私が会社に行った時の事を、

「会社に来るのにどれだけエネルギーがいっただろうとと思うと泣けてきた」

「できることがあったらなんでもさせてね」

と書いてあった。

 

 

お線香を送ってくれた人もいて、送り状に書いてあった携帯電話番号にSMSメールでお礼を伝えたら、

 

「今度お茶しよう」

とだけ返事が来た。

 

 

 

もう落ち着いた?とか

 

早く職場に戻ってね、待ってるよ、とか

 

娘さん達のために元気出さなきゃ、とか

 

そういう言葉が一切なかった。

 

 

それがすごく泣けてきた。

自分ならこんな気の利いた言葉はかけられなかったと思う。

 

相手の気持ちに鈍感な、当たり障りのない言葉しか書けなかったと思う。

 

 

 

 

なんて気の利いた慰め方なんだろうと、涙が出て止まらなくなった。

 

私の立場に立って私の気持ちを察してくれていることに涙が出た。

 

 

 

ありがとう。

でも

悲しい気持ちは癒えるどころがどんどん募って、日に日に悲しみが増してきている。

 

 

 

職場に戻れるだろうか?

働けるだろうか...

でも働かなかったら生活が厳しい。

 

 

 

涙が止まらない時はYouTubeで猫の動画を30本くらい続けて見る。

 

最近勝手にYouTubeのおすすめによく出てくる昔のドラマ「ロングバケーション

 

久しぶりに見始めたら懐かしくて面白い。

 

なんか

 

私もロングバケーションしようかな。

思えばずっーと働き続けている。

 

貧乏性で時間を無駄にしたくない、暇な時間はお金に変えたいと思って、

子供が小さい時も土日のみのパートや、お歳暮時期の短期のバイトをしていた。

 

短時間だけど、働いていなかったことなんてなかった。

 

 

収入は厳しいけど、このまま暫く休んでみようかな。

 

突然YouTubeに出てきたロングバケーションが、なんだかお告げのように感じた。